本当にいりますか?その装備

こんにちは。ハウスプランナーの山本です(^_^)
今回は「必ずしもいらない、かもしれない装備」についてお伝えします。

私たちの家づくりは「注文住宅」なので、お客様のご希望やご意見は、
多くの場合、家づくりに反映させることができます。
これは注文住宅の特権とも言えますね。

しかし家づくりに希望を追加するほど、当然、金額は高くなります。
いざ住んでみると「これは無くてもよかったかな」
というものが出てくるかもしれません。

装備は人によって、役立つと感じたり
不要だと感じたりと違うものなのです。
だからこそ装備選びは難しいのです。

先日、リフォーム工事を検討されている西尾のお客様からこんな話を聞きました。


建てる前に「ベランダを作りたい」「コンセントを増やしたい」という
プランを入れて新築の家を造ったけど・・・しかし、いざ暮らしてみると
「やっぱりこの装備はいらなかったなあ」

とのことでした。
 

家を建てる前の時点で、建てた後の生活の全部のを見通してプランを練るのは
難しいですよね。ですので、ここで私が今までのご相談を頂いたものの中で、
これからの皆さまの家づくりの参考になると思った
「いらないかも?しれない装備」についてご紹介させてください。
 
 

◆◆シャッター付きサッシ◆◆

昔の日本の家は、窓は障子で光を取り入れ、雨戸で雨風を防いでいたので
雨戸があるのは当然でした。
しかし今では、丈夫なアルミや樹脂のサッシが広まったため、
窓は雨戸が無くても耐久性に優れたものとなりました。
現在のマンションの窓は、雨戸やシャッターが
ついているところは見かけませんよね。それでも
「窓が吹き飛ばされた。台風の時に窓が壊れて雨が入ってきた。」
というような話は、ほとんど聞いた事がありません。
つまり、風雨への備えでは雨戸やシャッターは、
ほとんど必要が無いという傾向になっているのです。

「台風の時に、物が飛んできてガラスが割れませんか?」と
心配される方もみえます。
しかし最近は「物が当たっても割れないガラス」
「割れてもヒビが入る程度で済む防犯ガラス」が使われています。
そういうガラスを使用すれば、台風のときでも安心です。

「雨戸やシャッターで冬の寒さが和らぐのでは?」と言われる方もおみえですが、
最近のLow-E複層ガラスなどを使った断熱サッシを利用したほうが、
一年中、日夜を問わずに断熱性が高まります。

「防犯のために、雨戸やシャッターをしている」という話もよく聞きますが、
実は逆に、昼間に雨戸を閉めきっている家は
「今は留守ですよ」と教えているようなものです。

泥棒は雨戸のついている窓からではなくても、
玄関や台所・小窓などから十分に侵入できるそうです。
実際、最近の泥棒は雨戸を閉めている夜間よりも、
雨戸を開けている日中に犯行に及ぶことの方が圧倒的に多いです。
 

このように、台風に対する備え、断熱対策、防犯対策などの点からも、
シャッター付サッシにこだわる必要はないかもしれません。
他の安い方法で対策ができますし、シャッターの開閉やメンテナンスも面倒です。
これをひとつの意見として参考にしていただけたらと思います。
 
新築の家を建てるということは人生の中で、一度あるかないかです。
本当にあなたの家族にとって必要なものなのか、
一緒になってじっくりと考えていきましょう。
ほっとスマイルハウスは、西尾の工務店として
家づくりを考える皆様を全力でサポートしていきます(^^)/

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