自然素材のメンテナンスコスト

こんにちは。

広報のえのもとです。

こちらのブログを見てくださる方の中には、

自然素材のメンテナンスコストについて気になっている方も多いと思います。

今回は、建売住宅と、自然素材の高性能注文住宅で

メンテナンスコストの比較をしてみたいと思います。

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自然素材の特徴
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無垢材やサンゴの塗り壁など自然素材を使用しています。

これらは長持ちする素材ではありますが、

定期的なメンテナンスが必要になります。

断熱材や窓性能が高い為、冷暖房コストが抑えられます。


建築費用が高くなる場合があるりますが、断熱や省エネ性能が良いので

ランニングコストが下がったり健康面のメリットが大きいです。


●メンテナンスが必要な個所

・木材のメンテナンス

 無垢材は定期的な塗装や補修が必要(5~10年ごと、費用は数万円~数十万円)

・壁材のケア

 サンゴの塗り壁は汚れを吸収しやすいが簡単な補修で対応可能。

 定期的な軽いケアを行っている場合は、寿命も延びます。

・全体寿命が長い

 良質な素材を使用しているため、大規模修繕の頻度が少ない。
 
 

建売住宅の特徴
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ビニールクロスや集成材が多く、初期費用は抑えられますが

キズや劣化が生じた場合に、

無垢材のように削って修復することが難しく

部屋全体の貼替が必要になる事があります。

断熱性能が標準仕様になっている場合が多く、

冷暖房効率が低くなってしまい、長期的に光熱費が高くなりやすいです。

購入時の価格が低めに抑えられますが、

長期的なメンテナンス費用が上昇しやすいです。


●メンテナンスが必要な個所

・外壁や内装のリフォーム頻度が高い

 安価な素材は劣化が早く、

 10~15年ごとに大規模修繕が必要になることも(50~100万円)

 特に、よく使われている床材の複合フローリングは、

 表面に木材の薄い板(突き板や集成材)が

 貼られた構造になっています。

 表面が樹脂加工されているタイプは、

 紫外線などでコーティングがはがれてしまう事もあります。

 また表面についた傷も、天然木のように削って再生する事が出来ないので、

 部分的な交換が必要にもなります。


・設備の寿命が短い

 標準仕様の設備の交換が必要になる場合が多い(キッチンやエアコンなど)

・トータルコストが高くなることも

 初期費用が安くても、30年スパンでは注文住宅よりも高額になる可能性がある。

まとめ
自然素材の注文住宅は初期費用が高くついいてしまいますが、

健康・快適性に優れ、長期的にはメンテナンスコストが抑えられる傾向があります。

一方、建売住宅は初期費用が安いですが、ランニングコストや修繕費が積み重なり、

結果的に費用が高くなる可能性があります。


注文住宅か、建売かで悩んでいる方がいたら

初期費用だけで検討するのではなく、長期的な目線で

コストバランスを検討されるのが大切ですね。

また、機能の良い自然素材の家は、

人の健康にも大きく影響を及ぼします。

カビやダニの発生を抑えてくれることで、アレルギーの発症も抑制する効果が見込めます。

コスト面だけ判断するのではなく、

一生を共にするお家です

性能もしっかり見極めてくださいね。


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